起業したばかりの40社が、最新のネット技術やウエブサービスを発表する「テッククランチ40」が17日(日本時間18日)、米国のサンフランシスコ市で始まった。シリコンバレーのウエブ業界の動向に詳しいブログ運営会社「テッククランチ(テッククランチ)」が初めて開いたイベントには、欧米をはじめ、アジアなどからも業界関係者やベンチャー投資家、報道陣ら約700人が集まった。
テッククランチは、グーグルによる動画投稿サイト・ユーチューブの買収を、報道機関に先駆けて自らのブログで報じるなど、業界の最新動向に詳しく、日本語版ブログも最近つくった。
今回のイベントは、起業したばかりの会社に、自慢の技術やサービスを投資家らへアピールする場を提供しようと企画された。イベントに集まった人々にとっては、グーグルに匹敵するような有望企業はどれか、を見極められる場となっている。
17日午後は、韓国の起業家による「ミュージックシェーク(Musicshake)」の発表に注目が集まった。「ユーザー創造音楽共有サイト」といった感じのサービスで、ユーザーは、楽器ごとの簡単なリズムや短いメロディーを自由に選んで組み合わせ、オリジナルな音楽を作曲できる。
二日間とも、午前7時半から12時間以上も発表が続くマラソンイベント。合間には、著名人によるシンポジウムが用意されており、初日は、ネットスケープ創業者のマーク・アンドリーセン、ヤフー共同創業者のデビッド・ファイロ、ユーチューブ共同創業者のチャド・ハーリーの3氏が、成功の秘訣(ひけつ)などを語った。
会場でハーリー氏に、ユーチューブのユーザーが日本で多い理由を尋ねたところ、「日本のファンには大変感謝している。はっきりとわからないが、同種のサービスが開始される前にいち早くローカライズ(日本語版化)できたのがよかったのだと思うよ」と話してくれた。
asahi.comより引用
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